ジム・ジャームッシュ「ダウン・バイ・ロウ」です。1986年の作品。トム・ウェイツが主演しており、味のある演技を見せてくれます。また後に「ライフ・イズ・ビューティフル」で知られることになる、ロベルト・ベニーニも良いです。「ライフ~」よりも良い演技ではないですかね。
本作品ではロベルト演じるロベルト、ボブの存在感が観ている人間の心を捉える。ロベルトと他の二人を観て、ロベルト的人生や生き方に共感できるが、その境地に達するのはなかなか難しい。普通に生きていれば、どうしてもザックやジャックの生き方になってしまう。
そんなことを感じながら見ていましたが、ストーリーの寓話的な展開に難しいことや難癖をつけることなく最後の三叉路まで面白く見ることができました。
良い映画です。
やはり見終った後は、トム・ウェイツ「レイン・ドッグ」を聴いてしまうのです。
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