それは春・夏・秋・冬を表した4枚の絵画と大気・火・大地・水を表した4枚の絵画が2枚1組で壁の4面に飾られている作品達です。全てがそのタイトルに関係するもので組み合わされた人物が描かれている。
この8枚4面に囲まれていると当時の所有者は世界制服した気分になったのであろう、日曜美術館の解説は全くそのとおりだと感じました。これはこれでよい展示会であり、刺激を受けました。
まずはヨハネス・フェルメールに帰属とされている、「聖プラクセディス」です。フェルメールの真作かどうか専門家の間でも判断が分かれている作品。
作品自体は非常に素晴らしいものです。でも人だかりも何もない。もし真作だと決定されれば、本作品だけで展覧会が企画されるであろう、大傑作です。アルチンボルドであれだけ混雑しているのであれば、本作品がフェルメールであったときの混雑は想像を絶します。
今は誰にも注目されない作品。今のうちに目に焼き付けておきましょう。また企画展を観たら毎回、常設展にも足を運びましょう。
大傑作です。
もう一枚常設展で心打たれた作品がギュスターブ・ドレの「ラ・シエスタ、スペインの思い出」です。
常設展でいつもはっとさせられる作品。今回も絵の前でしばし立ち止まりました。
光のコントラストが素晴らしく、画面の人間たちの生活感を炙り出している。傑作です。
今回は常設展の図録を購入。「聖プラクセディス」は記載が無く寂しかったですが、大満足の展覧会でした。でも常設されている美人さん達が出張中でしたので、出張先の秋田まで追いかけたのでした。
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