読書に限らず、読んだときには判らなかったことがらが、判ったり、複数の事柄が繋がったりすることがあります。それが再読や再聴の醍醐味。たぶん1回目読んだのが中学生や高校生で本書に登場する音楽などその当時はほとんどわからなかっただろうが、今回の再読では理解できた。ドアーズやストーンズはもちろん、イッツ・ア・ビューティフル・ディなんかも解るようになったぐらい、年をとったことも判る。
この点が解ると村上のデビュー作も以前よりは理解できるのかもしれないが、その初期衝動をおなじぐらい感じることができたのかは疑問。青春のその心持は今はない。
でもラストのシーンは心に残り続けている。
0 件のコメント:
コメントを投稿