2017年7月2日日曜日

夏目漱石 「虞美人草」


夏目漱石 「虞美人草」を読了。漱石が職業作家になってからの第一作。朝日新聞に連載された新聞小説です。
100年前の恋愛劇、当時のトレンディードラマの様相でとても楽しい読書時間でした。しかしながら物語の流れ以外に漱石の解説が入る。これがつまらないと思う読者には辛いのかもしれないが、この解説に沢山の名言が散りばめられている。これが凄い。流石名文家漱石。作家志望の人間を奈落の底に落とす才能の違いを見せ付けてくれます。
また、数年後再読します。
作者の作品の中ではメジャーではありませんが、パワーを感じる作品であります。

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