2017年4月23日日曜日

原田宗典 「メメント・モリ」


原田宗典 「メメント・モリ」を読了。死を想え。正にタイトル通りの内容。作者自身と思われる主人公の遭遇する様々な事件。少ししか語られないものもあるが、その事件が断片的に語られる。作者の心の内に知らず知らずに我々も足を踏み入れている感じがする。正に死を想え。しかしながら、ラストは再生の物語。作者の生きる希望が見える。若いとき、軽い作品でお世話になった作者。これから作者の新たな物語を期待したい。

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