秋田フォーラスの上、週末名画座シネマパレにて、「竜二」を観る。大学生のときに、名作の誉れ高い本作品をレンタルビデオで観た記憶があるが、内容は完全に忘却の彼方。新鮮な視点で観る事ができました。
長渕剛が演じたヤクザドラマの原型ですね。長淵の演技は本作品主演の金子正二とそっくりです。「竜二」へのオマージュを随所に感る、と今振り返ると思う。
でも50歳近くなり、本作品の内容はチョットつらい。堅気で生きてきた人間には理解できない。ヤクザはバーゲン品には手を出さない。その生き様がラストに繋がる。全日空にまた乗れるの?とのモモちゃんのセリフも力が抜けてよい。内容はアレでしたが、いいラストでした。
観ていて気付いた点。桜金造が出ていたが、竜二が見ているテレビでは、アゴ&金造の多分、お笑いスター誕生の場面だった。助監督で坂本順二が参加していた。ショウケンの歌う主題歌「ララバイ」が良い。
シネマパレは本当の名画座。フィルムで作品を流してくれる。今月で終了。兎に角終了が惜しまれる・・・