木村友祐のデビュー作「海猫ツリーハウス」です。青森県八戸の物語。八戸出身の作者が八戸の物語を南部弁で描いた作です。震災前後に秀作(いまだ未読)を発表している作者との初対面です。
田舎の都市でくすぶっていたり、イラついていたり、あきらめていたりしている若者たちの物語。どうしようもない感情が南部弁により、強調される。誰でも通過してきただろう道であり、これから誰もが通過するであろう道でもある。
通過済みであろうがなかろうが、この感情はしっていたほうが良い。また知っている人は思いおこしたほうが良い。なぜなら活きる為に必要な感情だと思うから。
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