2018年3月2日金曜日

奈良の旅 2018年2月 3日目「西ノ京」

今日は西ノ京方面。天気予報では雨。歩いて薬師寺まで行こうと考えたが、やめて電車で行くことに。薬師寺はやはり基本中の基本です。講堂の弥勒三尊、金堂の薬師三尊といった巨大な仏像たち。存在感が違います。これまでどれだけの人々の祈りを受け止めてきたのか。その存在自体に心が落ち着きます。東院堂には聖観世音菩薩がいます。復興関連で仙台でも拝観しましたが、自宅にいると存在感が違います。薬師寺で経験しましたが、仏像たちは遠くで見ることも必要だということ。近くで細部まで見てやろうということではなく、遠くから、建屋と一緒に、その一体感を楽しむことはそれはそれで趣がありました。小雨交じりでしたが、良い時間を過ごせました。




 薬師寺のあとは、唐招提寺です。ここはセット。薬師寺から唐招提寺への道は堀辰雄も絶賛していましたが、いまは面影がないのでしょうね。唐招提寺は金堂の千手観音がその巨大さもあいまって、好きです。中央の盧舎那仏、右手の薬師如来も好きです。境内も広くて散歩するのにも良いですよ。

 





そして、歩いて西大寺を脇で見て、秋篠寺へ向かうのです。このお寺、小さいながらもその建っている場所、佇まい、お庭、大きさなど総合して個人的に最高のお寺のひとつです。目玉は伎芸天。芸能・芸術の仏様。今回もじっくり鑑賞。その女性的なお顔に心癒されます。よい仏像です。


 


秋篠寺には秘仏「大元帥明王像」があます。毎年6月6日に開帳。この障子の後ろにいらっしゃいます。一度は見たい秘仏です。

 
その後、西大寺駅付近で昼食をとり、昨日の疲れもあり、早めにホテルに入ったのでした。3日目のお酒も「風の森」。美味しいお酒です。

 
明日は帰宅の日。午前中に斑鳩方面です。










奈良の旅 2018年2月 2日目「山の辺の道」

今日は山の辺の道を大三輪神社から天理駅までのコース。JRで三輪駅まで行き、大三輪神社、9:30スタート。神聖な空気の中を拝殿や白蛇が住む巳の神杉、狭井神社の薬井戸でご神水を頂き出発。



山の辺の道は日本初の道といわれています。昔懐かしい感じの道です。道中には無人販売所があり、この時期は「はっさく」が沢山売られていました。だからコンビニとか無くても大丈夫。100円で大量のはっさくが購入できます。またトイレも途中途中にあり、安心して旅ができます。


 
古いお寺なんかもあって、いい雰囲気。周りに古墳も当たり前にあって、さすが奈良、という感じです。
昼近くに長岳寺に到着。ここの目的は参拝もありますが、そうめんが食せることができること。楽しみにしていました。が、今日はそうめん無しとのこと。ガーン。境内に多く居るネコ達に慰められながら、仏像参拝し、鐘をゴーンと鳴らし、しばらく戻ったところにあった蕎麦屋さんで蕎麦を食したのでした。「千古(ちこ)」というお店。甘めのツユが関西なのかなー。美味しくいただきました。
 
 
そして石上神宮(いそのかみじんぐう)にやってきました。鶏が沢山。事前情報がなく、びっくりしましたよ。奈良公園の鹿状態。不思議な空間でした。
 
 
そして天理市へ。不思議な宗教都市。私はカルチャーショックを受けてしまいました。不思議な場所です。
 
ショックを紛らわせるために、駅のコンビニでコーヒーを飲む。天理の商店街ではムリでした。。。
奈良市内に戻り、奈良公園へ。博物館の仏像展を見て、そのまま駅前立ち飲み屋の「まついし」へ。ここは良い立ち飲み屋さん。「おでん」と「ぽてさら」をツマミに少し飲む。おいしいし、なにより安い。マスターのホスピタリティも最高のお店。オススメの一店です。
 
ホテルへ戻って飲みなおし。奈良の日本酒といえば「風の森」。このお酒を飲みに奈良に来たといっても過言ではない。
 
 
大吟醸です。明日は西ノ京。3万歩以上歩いたのでお疲れです。